雑記

北方水滸伝8巻感想

前巻から続く祝家荘の戦いの完結となる、8巻。
なんだか段々、次に死ぬ宿星がなんとなく分かるようになってしまいました。
だってそれまで目立たなかったのに死ぬ前に急に輝き出すんですもの…。
でも、地魔星・宋万と地妖星・杜遷がここで死ぬとは予想できなかったです。古参の将である二人を同時に失ったということは、それだけ今回の戦いが激しかったということでもあるのだろうけれど。

天殺星・李逵の活躍が何気に目覚ましいです。宋江との旅が終わって出番自体は減ったものの、次々と大将首をとっていく様は清々しいほど!水滸伝版「妖怪首おいてけ(byドリフターズ)」の称号をあげたいくらいです。
そしてそして、梁山泊にようやく美女が参入する気配が…!(*゚∀゚)=3
もしかして次の巻で仲間になってくれるのかな?
そうだとしても、林冲ともう一悶着ありそう。

あと、少し前から描写されるようになったジビエ料理が美味しそうで…!
天微星・史進たちが前の巻で食べていた熊鍋も食欲を刺激してくれたんですが、今回は天暴星・解珍と天哭星・解宝の親子がイノシシやら鹿やらを食べまくってて。
そんなめっちゃ美味しそうなジビエ料理を武器に二人は敵陣に潜入するんですが、それを出されたら多少怪しくても追い出せなくなっちゃうのはすごく分かります。悲しいかな、人間は食欲には勝てない生き物なのよね…

生きているかも分からない妻の元に単機で向かう林冲と、それを送り出した仲間たちの間にある、何も言わなくても通じあっている感が頼もしくも悲しい。罠だとしても行かずにはいられない男、それが林冲…!!
それを企てたのが、馬軽を仲間に殺された李富というのも数奇な運命です。今まで馬軽はさんざん憎まれ役を演じてきたけれど、無残な最期をいい気味だとは正直思えなかったです。
すべてを知った李富が、最後には林冲と向き合ってくれればいいなあと願いつつ。

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近状としては、絶賛確定しなければならない申告の最中だったりします。
あとピクシブ用のナッシエSSはホワイトデーでズレこんでおります。
1章ラスト〜グラスランド編を世の中の色んな名作から刺激を受けつつ練り練りして肉付けしてますので、もろもろ今少々お待ち下さいませ〜

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