1章16話「共犯者」更新
名前変換小説を更新しました。
前回更新からけっこう期間が空いてしまいました。
大変お待たせいたしました!
(あとがき)
どちらで目にしたかは忘れてしまったんですが、ササライが身の回りに頓着しないのは周囲に感心が薄くなるよう、そういう風に育てられたからだという考察を拝見した事があって、なるほどなーと思ったのを覚えています。
生まれながらの神官将なんて不自然な自分の生まれに疑問を持たずにいたのも、神殿の偽情報を信じて両親が死んだからだと思っていたようですし、ルックの事も生き別れの双子だと聞いていたみたいなので(両方3コミックスでササライ本人が言っている)。育ちの良さが足取りになったのかもしれませんね。
自分の置かれている状況に疑問を持たないよう、神殿が情報を操作して深く考えさせないようにしてたんじゃないかと。それで真実を知った英雄戦争後は悩みながら生きるようになって、でも他に生き方も知らなくて…という感じでしょうか。
主人公は基本的に物語の狂言回しとして行動させたいので、あまり喋らせすぎたくはないのですが、受動的な性質のキャラクターと一対一の場面で物語を動かすには、主人公を能動的に書かざるを得ないので悩ましいです。もし出過ぎた感じに見えてしまっていたらそれは私の力不足なので、キャラクターは嫌いにならないでくださると嬉しいです。精進します…!