雑記

幻水小説感想4

短篇集②突入!

ハンフリーさんとヨシュアの出会いの話「風待ちの竜」感想です。
ハンフリーさんといえば無口という印象だったんですが、結構たくさん喋っててびっくり。
言葉を選ぶのに時間をかけたり、言いたい事がうまく出てこないのが歯がゆく感じたり、沈黙の裏で色々考えてるのが描写されてて「かわいいおっさんだなぁ」とほっこりしました。
ほぼおっさんしか出てないのに、何でしょうこの謎の癒され具合は。

竜を失ったフッチを預けたことからも、ハンフリーが竜洞からとても信頼されているのはプレイしていても伝わってきたのですが、解放軍に入る前は苦悩しながらも帝国軍で人々のために最善を尽くしていたんですね。不器用ながらも真摯に相手に向き合うそんな人柄が、きっとヨシュアやオデッサに信頼されてたんだろうなあ。

この小説がハンフリー視点なのもあってヨシュアの心情は読み終わっても謎な印象なんですが、繊細で竜と竜洞の仲間をすごく大切にしてるのが伝わってきました。3ではミリアが団長を継いでるそうなので、もう生涯を全うしている可能性もあるんですよね。
竜の紋章を宿した経緯とかも知りたかったです。やっぱり元々竜騎士で前団長から真紋受け継いで、愛竜に老衰で先立たれた人なんですかね。順当に継承すれば次はフッチの番なんでしょうか。

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