雑記

北方水滸伝3・4巻感想

もう5巻読み終えそうなので、その前の感想をアップしちゃう。

北方水滸伝の続編にあたる「楊令伝」の主人公、楊令くんが登場。
実の両親の死を目の当たりにしたショックで失語症に陥る姿に、幻水2のピリカを重ねて見てしまいます。義理の父母のもとで愛されて育っていくところも似てるかな。

替天行道の旗の元、宋の国の各地で反乱の狼煙火が次々と上がる中、この3・4巻では天魁星・宋江をめぐって大事件が相次いで発生。ついに反逆者として追われてしまいます。
(3巻ラスト)まあそういう事もあるよね。→んんん?うわあああぁ…!
(4巻ラスト)そりゃ見つかるわ。

打って変わって裏で静かに進むのは、4巻、敵の幹部のひとり李富の心の変化。
これまで読者にさんざん冷徹な姿を見せてきたくせに、なにこの人は今さら忠義と愛の間に揺れる姿を見せて人間味を醸しだしてるんですかね?「これは愛ではない」と自分に言い訳した時点で、それは愛でしょう。本人も本当は自覚してるのだとは思いますが。
巻末解説によると女性ファンが多いらしいそうですが、林冲ファンは1巻でのお前の林冲への所業を忘れてないぞヽ(#`Д´)ノゴラァァァァァァァァァァァァア!!

あと、その巻末解説がネタバレしすぎ問題。
良くも悪くも、北方水滸伝好きをこじらせてる解説者が多すぎます。
楊令の将来とか、梁山泊に108人は揃わないとか、この時点で知ってしまった悲しみ…
どうか文庫本でも初見の読者は居ることを慮って頂きたい…!!

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