雑記

唐突にディオスに思いを馳せる

ササライスキーにとってディオスとは…!
言わずもがな、儀式の地脱出イベントですよね。
私もあのイベントでディオスがすごく好きになったのをよく覚えています。
あれって、ディオスの方からササライに対して一歩踏み込んだ瞬間だったと思うんですよね〜
(あの二人ってたしかハイイースト動乱が出会いだから、付き合いは数年のはず)
それまでは拾ってくれた恩もあって仕えてるけど、私生活とか人間性に口を出すほどの距離感ではなかったのではないかと。
でも英雄戦争で垣間見せた人間味と、放っておけない(支えたい)という気持ちが混ざっての「息子に少しにている」発言だったのかな〜と解釈しています。
ハルモニアって、良くも悪くも他国よりも血の繋がりが重要視される地域だなあと思うんですよね。
他ナンバリングだと、坊ちゃんが信念の違いで父と戦ったり、2主が義家族と強い絆で結ばれていたり、ジョウイが血の繋がった弟に「さようならジョウイさん」で見捨てられちゃったりと、どちらかと言うと血の繋がりは絶対のものではなく、もっと大切なものの次に重視されるものって印象なんですよね。
でもハルモニアは、三等市民は十把一絡げに虐げられ、基本貴族じゃないと出世は難しい。
ザジが婚姻で乗っ取りを狙い。レナがラトキエ家と親戚で妬まれたり鬱陶しがられたり。それでも、ナッシュとユーリを見捨てられなかったりもする。
血の繋がりを大事にしながらも、それに縛られてもいる。
組合くらいでしょうか?本物の実力主義っぽいのは。
だから多分ディオスにとっては、血を分けた息子に例えることが最大の親愛表現だったんじゃないかなと。不器用な彼らしいどこかずれた伝え方だったけど、ササライにはちゃんと伝わってたってたのがすごくいい。
部下をからかうのと、貴族の子供が使用人にかまって欲しくてちょっかい出すのが似ているからとかも、理由としてはありそうかな。
両方とも行動原理は同じで、寂しいから気を引こうとしているんですよね。
自分に仕えてくれるのはそれが彼らにとっても仕事だからだし、絶対にその関係は対等になることはないって本当は分かっているのだけれど…って感じでしょうか。
演劇のロミオ役で棒読みしてくれる1㍉も心の込もっていない愛の言葉が好きなんですが笑、あれを見た限りでは、この人は愛とは無縁の生き方を強いられてきたんだな〜という事がひしひしと伝わってきて、なんかこう、余計愛おしくなるんですよ(私だけだろうけど…!)
でもササライって基本的には、精神が非常に安定している印象ですよね。
チシャ攻防戦で必要以上に攻撃するなって言ったり、ブラス城を攻める際に「紋章を探すだけならここまでする必要はないだろうに」って言ったり。合理性と慈悲をちゃんと持ちあわせている。
紋章にもあんまり執着している素振りないし(自分が地位も紋章ももう持ってるから、当たり前なんだろうけれど)あの人戦は仕事だからやってる感がすごいあるんですよね。
それって周りに居たのは俗物ばっかりってわけじゃなくて、まっとうな考え方を持った人格者も傍に居たって事なんでしょうね。
じゃなきゃもっと嫌なやつになってるわ〜漫画版の聯隊長みたいなやつに〜〜
あ、あと個人的にササライの好きなところは、アイデンティティが根底から揺さぶられても自暴自棄にならずに立ち上がった強さと、敷かれたルートを逸脱する選択肢を選べなかった弱さです。人間としての強さと弱さを持っているところが、一番好き。
以前他の方との萌え語りの中でも書いたんですが、立場が人を作るではないけれど、ササライもルックも人として生きる事を選んだ瞬間から人だったのだと思ってます。
ルックはレックナートの手を取った瞬間から。ササライはルックから事実を聞かされて尚立ち上がったところから、ですね。
あれっ。ディオスを語っていたはずなのに、いつの間にかササライ語りになってた!まあいいか笑
ともかく、ササライを支え続けるなんて偉いぞディオス。
きっと守護者の鼻をもらえる日も近いに違いない…!!!
(完)

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