アルスラーン戦記感想(最終回)
ついに王都奪還! タイトルに相違ない満足度120%の第一部完結でした。
以下、ネタバレを含みます。
ヒルメス涙目。アルスラーン立派になったなぁ。サーム…(´;ω;`)
といった感じの今巻。今まで出てきた役者がついに王都エクバターナに揃い踏み、なんとも豪華な顔ぶれです。覇を争う王たちがついに刃を交えて争う様は、第二次アトロパテネ会戦あり、ルクナバード獲得イベントありで、とてもじゃないけど見所をひとつに絞れせんね…!
思わず笑ったところはアンドラゴラス・アルスラーン・ヒルメスの三者がしのぎを削る様子を「パルス軍とパルス軍とパルス軍が戦っている」と表現した箇所だし、感動したところはルクナバードを手にしたアルスラーンに仲間が改めて忠誠を誓う場面と、エステルとの別れのシーン。
エステルの出番はこれで終わりなのかな?漫画版とアニメではかなり優遇されていたように見えるので、もしかしたらそちらは改変ENDも有り得るのかな、とぼんやり期待しています。
まだまだ続刊があるようなのですが、キャラクターたちのその後の活躍は気になれど、とりあえずアルスラーン戦記を読むのはここで終わりとしたいと思います。
架空戦記物として呼んでいるのに所どころに挟まるファンタジー要素に違和感を感じていたので、邪神との戦いが主題になる第二部は肌に合わない予感がするんですよね…。あと、完結が見えないっぽいので下手に手を出すとまたもやもやを抱え込みそうでこわいのも理由です。先が見えないのはもう幻水で十分味わっているので…_| ̄|○
メディアミックスについては、アニメはオリジナル脚本になった途端にほころびが出ていったのでもういいかなと思わなくもないんですが(EDは両方素晴らしかったです)、漫画版は流石荒川先生といった具合ですごく良い感じで進んでいるので、今後も期待しつつ待つ!
いやー面白かったです。昔の作品の中にも、面白いものが確かにあると教わりました。
今度はフジリュー版銀河英雄伝説が始まるそうだし、北方水滸伝を読み終わったら今度は銀英伝を手に取ってみようかな? こっちは完結してるので安心して読めそうです。